2014年12月30日火曜日

自分が得するプレゼント


「イエス・キリストへ何をプレゼントする?」

教会ではクリスマスシーズンになるとよくきかれる質問。

「もっと妹に優しくする」
「ホームレスシェルターでボランティアする」
「困ってる人を進んで助ける」

など、イエスさまが喜ぶ「自分」をプレゼントする。そしてそれは「自分が苦手なこと」「現在やってないこと」が多い。

エルザは子どもの時から新年には家や学校でも「今年の抱負」を作り、心や、時には壁に掲げたものだ。
エルザの場合、学生時代の抱負は

「今年はダイエットして、彼氏を作る」
「oo高校に受かる」
「ニュージーランドに行くために30万貯める」

これらも、その時点で、できていないことでやり遂げたい事が、抱負となる。

両方とも自己実現的「目標」なのだが、大きな違いが「誰の為に」だ。



数ヶ月前の新聞にこんな一言が。

「私は若い頃は頭が良く賢い人を尊敬し、そうなりたいと思っていましたが、歳をとって、優しい人を尊敬するようになりました。」

ドキっとしたけど、そうだな、と共感。
自己中心的な目標より、他者(や神様)に目を向ける愛他主義的目標が優しい人になる近道。そして、幸せのレシピかと。


クリスマスに決意したイエスさまへの「より良い自分」のプレゼントを、来年のエルザの抱負にしよう。

2014年12月20日土曜日

今までで一番高価なプレゼント

「メリークリスマス」


ドア越しに弱々しく声をあげているのは、
小学生来の付き合いがある親友。


ドアを開けると「はいこれ、クリスマスプレゼント…」


小さなビニール袋に入った何かを手渡され、
あまり時間がないと去っていく。
(ずいぶん雑だなぁ…何かせめて紙袋にでも入れたらどうだい)


彼とのプレゼント交換は、毎年の小さな楽しみのひとつ。
今年はどんな物かと、リビングに戻り
ビニール袋から物を取り出してみる。


入っていたのは黒に白い斑点のネクタイに
100円均一で買ったであろうレシート。
(ご丁寧にやってくれはるわ…)

















皆さんが今まで貰ったプレゼントの中で、
最も高価なものって何でしたか?
忘れられないほど、価値あるプレゼントって、
どんなものでしたか?


私にはこの100円のネクタイが、
どうしても、切り離せないほど価値あるものに見えたのです。


それは後から聞いた話でした。

休職中の突然のリストラに、
両親の死、付き合っていた女性に裏切られ、
あげくの果てに空き巣盗難による金欠。


クリスマスが訪れる前の1213日、
何もかも失った彼の生活は、
一時、一週間を何百円かで過ごさなければならないほど
困難なものだったそうです。


それでも小さな希望を灯し、
誰かのために自分ができることに目を向ける。
私は、その100円があれば、
何かを口にすることができたのではないかと考えるときに、
心からの感謝の気持で満たされます。


もうすぐクリスマスですね。


質素な衣に身を包み誕生されたイエス・キリストの存在が、
私たちの人生を大きく変える神様からのプレゼントだとするならば
私たちもまた、大切な誰かのために存在している
小さなプレゼントになれるのかも☆彡

2014年12月11日木曜日

クリスマス―我が家の伝統

12月はイエス・キリストの誕生をお祝いする特別な月です。
その神聖なスピリットを覚えておくために、
飛ぶネコの家では、リビングの壁に
アドベントカレンダーが飾られます。

家族の伝統として毎年行うシークレットサンタ

今年はどんなギフトを誰のお宅に届けるか、
家族全員で話し合い、準備し、
クリスマスまでの何日かを使ってギフトを届けます。
実はこれ、子どもたちの一番のお気に入り。
ギフトを届けるときにするピンポンダッシュに
スリルを感じるようです(笑)。


もう一つの子どもたちのお気に入りは、クリスマスの絵本。

毎年1冊、新しい絵本を購入します。
年々増えていくクリスマスの絵本ライブラリー。
リビングに飾って、いつでも読めるようにします。
この時期、寝る前の読み聞かせは、もちろんここから。

ということで、今月は

我が家のクリスマスライブラリーと
飛ぶネコのお薦めの本をご紹介します。


児童養護施設に住む子どもたちに
クリスマスのギフトとして届けられる
オレンジ。クリスマスの当日、
そのオレンジを食べることが
子どもたちの楽しみでした。
ところが、施設の決まりを
破ってしまったローズは
オレンジがもらえないという
罰を課せられます。
気の毒に思った子どもたちは
ローズのためにあることを考えつきます。
我が家の子どもたちのお気に入りのストーリーです。



映画にもなりましたので、
皆さんもよくご存じの
お話だと思います。

12月には欠かせない
この映画、我が家では
もちろん、ホットチョコレートを
片手に観ます。

いつまでもサンタクロースを信じる心をもつ自分のことが
好きになってくるお話
です。そして、サンタと、彼のもとで働くエルフや車掌さんの愛と献身に夢が膨らみます。


ミスターフィネガンの魔法で
いじめっ子のマギーと
いじめられっ子のジェイクに
奇跡が起こります。

左のバージョンは、
メアリーポピンズで
大道芸人のバート役を演じた
ディック・バン・ダイク氏の
朗読CD付です。

※リンクしたamazon.co.jpのものは、
ペーパーバック版のため、CDが付属かどうかは不明ですので、お問い合わせを。


飛ぶネコの通う末日聖徒イエス・
キリスト教会の預言者である、
トーマス・S・モンソン大管長
子どもの頃のお話が絵本に
なりました。

尊敬するモンソン大管長の子どもの頃の意外な一面と、その後の彼の
行動が、クリスマスの精神を

教えてくれます。




冷戦時代のドイツで、
子どもたちから
「キャンディー
爆弾のおじさん」
として知られ
た、
アメリカ陸軍航空隊の

彼の逸話は、今年公開され
た映画、"Meet the Mormon"
にも収録されました。



救い主の誕生の場を目にした羊飼い
たち。聖書にその記述があるこの羊飼い
たちは、一体どんな羊飼いだったので
しょう。なぜ彼らが選ばれたのでしょう。

そんな疑問を持った作者が、リサーチを
もとに執筆した物語です。

主人公が子どもなので、子どもの目線
からイエス・キリストの誕生を考えられる
とても素晴らしい本です。

実は、この本、息子の小学校の先生が
執筆したものなので、我が家にとっては特別な本です。




J・カーク・リチャーズさんの
アートは飛ぶネコのお気に
入り。彼が救い主の誕生を
テーマに描いたアートブック
です。

添えられている聖書の言葉
がクリスマスの意味を思い
出させてくれます。





アニー・ヘンリーさんのアート
も飛ぶネコのお気に入りで
す。これはクリスマスの本で
はないですが、イエス・キリス
トの生涯を思い起こすには
とてもいいアートブックです。









これもクリスマスの絵本では
ないのですが、クリスマスの
精神=イエス・キリストの愛
を教えてくれる素晴らしい
絵本です。

末日聖徒イエス・キリスト
教会のディーター・F・
ウークトドルフ管長とご家族
が教会に通うきっかけと
なった出来事が綴られて
います。

このお話はモルモンチャンネルでも公開されています。



今回ご紹介したのは、洋書が主ですが、
絵本ということで、英語に苦手意識を持っている方でも
挑戦しやすいと思いますので、ぜひお試しを。


クリスマスが皆さんにとっても特別なものとなりますように。


2014年12月1日月曜日

"Remember this December..."


先日、東京の赤坂を訪れたときに、
TBSの美術チームが特別に演出したという、
とてもきらびやかで美しい
イルミネーションを目にする機会がありました。


とても幻想的な光景に感動して、
写真や動画を撮ってはしゃいでいたのですが、
後日、撮った写真を見返すと、
きらびやかな光の中を一人で歩く女性の姿が、
なんだか妙に寂しげに思えてしまったのです。

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そもそも、何故クリスマスにイルミネーションで
街を飾るようになったのでしょう?

ある新聞社の記事によると、
暗闇に炎を灯す北欧の伝統を
時の経過とともに、キリスト教が引継いだことにより、
炎はキリストの光の象徴となり、
やがて、長い長い冬の夜に、
疲れきった旅人を迎えられるように、
ひとびとは窓辺に
キャンドルを灯すようになったようです。

その後、宗教改革の祖として知られる
マルティン・ルターが針葉樹の間できらめく
星の美しさに感動して、
家族にも見せてあげたいと願い、
樹を持ち帰り、そこにたくさんのキャンドルを
飾ったことがクリスマスライトの
始まりと言われているそうです。

時代とともに、キャンドルが電飾に代わり、
クリスマスになると、ツリーだけではなく、家中、街中を
きらめくイルミネーションが照らすようになった今、
その起源や意味を考える人はどれだけいるのでしょう?

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イルミネーションの側を歩く女性が
ことさら寂しげに見えてしまったのは、
きらびやかな光の中、
誰ともその綺麗さを分かち合える人が
周りにいないように見えたからかもしれません。

この12月、
特別なクリスマスの時期に、
わたしたちひとりひとりが
誰かをハッピーにすることで
毎日を喜びで満たせたら本当に素敵ですね!


素敵な12月を♪

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※今回、冒頭の写真の格言の翻訳は、こちらのページからお借りしました。
他にも沢山素敵な名言・格言が紹介されています。
ぜひ覗いてみてください
ちなみに、冒頭の格言のGOLD、こちらでは金と訳されていますが、
お金とも解釈できそう。そう考えると、より身近でわかり易くなりますね♪