2015年4月23日木曜日

日常の嬉しいこと

飛ぶネコは、子どもらの通う小学校で
ボランティアをしています。


美術の先生のお手伝いで、
生徒の描いた作品を展示したり、
それを回収したりしています。


絵心はないですが、
美術作品の鑑賞が大好きな飛ぶネコにとっては
とても楽しいお手伝いになっています。


特に、知っている子の作品には
非常に興味をそそられます。
「あ~、作品にあの子の性格が表れているなぁ」
「へぇ、この子は、こんな表現ができるんだぁ」
と、作品を展示しながら思うわけです。


廊下の壁に作品を展示している飛ぶネコの姿が
そこを通る先生方の目に良く留まります。
大抵、挨拶を交わして終わりですが、
「今日も見やすく絵を展示してくださってありがとう」
と、飛ぶネコの仕事ぶりを褒めるお言葉をくださる先生、
「この作品は、ちょっと興味深いわね。」
と、作品に対してコメントしてくださる先生、
「この間、こんなことがあったのよ。」
と、つかの間のおしゃべりに誘ってくださる先生。


この先生方をよく見ていると、
他の先生にも生徒にも、同じように
何かしら声をかけていらっしゃるんです。
人のことを気に懸けて、なにかいい事を言おうと
心がけていらっしゃるのか、
それとも、それが自然とできるお人柄なのか。


この先生方のやっていることを観察し、学べることが
このボランティアの仕事を一層貴重な経験にしています。


レオ ブスカーリアという教育学者がこんな事を言っています。

『触れ合い、笑顔、気さくな言葉、話を聴く耳、
心からの褒め言葉、人を気に懸けた些細な行為。
これらの行為が生み出す力を見過ごしていることの多い私たち。
でも、どれも人生を変えるほどの力を持っているのです。』


話下手が弱点と自称する飛ぶネコですが、
先生方の模範に感化されて、
誰かのことを気に懸けることから始めてみようと
勇気をもらっています。



2015年4月10日金曜日

休日の過ごし方

「今日は何する? 何かある?」
休みの日の朝、子どもらの口から出てくる言葉。


何するって。。。。
私が子どもの頃、そんな言葉を発したことがあったっけ?
と、記憶をたどってみる。


キャッチボール、缶けり、おにごっこ、
ブランコからの靴投げ競争、リレー、
大縄跳び、石投げ、ゴムとび、縄跳び
消しゴムカーレース、ベイゴマ、
こっくりさん、番号で顔や髪形や洋服が決まるお絵かき、
探検、ザリガニ釣り、草相撲、四つ葉のクローバー探し、
タンポポやシロツメクサで首飾りや冠を作ったり、
トンボやちょうちょを追いかけたり、
おたまじゃくしを見て喜んだり、
自転車で遠出したり。。。。。


遊びに困ったという記憶がない。
そして、こういう単純な遊びに楽しみを感じていて
毎日ワクワクしていた。


子どもらの、「今日は何する?」発言に違和感を感じる。
そんなのを聞く前に、玄関を飛び出していって欲しいと思ってしまう。

















ビデオゲーム世代の子どもたち。
与えられたもので遊ぶことには夢中になれても
彼らに遊びを創り出すという発想があるのかな。


その点、うちの次男君はちょっと別物。
発想力豊かな彼の頭の中は、
いつも彼が作り出すキャラクターが飛び交っている。


ビデオゲームももちろん大好きで、
与えてしまうと止まらない。
でも、彼の口から、「今日は何する? 何かある?」
発言を聞いたことがない。


彼のブームは、忍者ごっこ。
忍者に虜になっている彼が読む本は
もちろん忍者の本。
おそらく、そこから彼の世界は広がっていくのだろう。


黒のTシャツで顔を覆い、
全身黒一色に身を包み、
段ボールで作った剣と折り紙手裏剣を装備して
周囲から身をひそめるように、小走りしていく。


その姿にすっかり魅了された弟妹も
同じ装束ですっかり、彼の世界の人物になりきって
陽が沈むまで外遊び。
ご飯だと呼びに行くまで夢中で遊んでいる。


「今日は何する? 何かある?」
が口癖の長男、三男にも
彼のような創造力を持って欲しいと思ってしまう。


飛ぶネコ自身、創造力に乏しいと自覚しているため、
どうやったらいいか、正直分からない。。。。
でも、最近になって、
あ~、この発想は面白い!
と、ピン!と来る時がある。


意識する、が学ぶことにつながり、
学んだら生み出してみたくなる。


さて、これをどうやって子どもたちに教えるか、
それが課題だ!